息を飲んだ！ マウイ島のハレアカラ火山から観たサンセット

ALOHA！

マウイ島のハレアカラ火山公園に出かけたのは今年のゴールデンウィーク。早いものでもう３カ月が経ちます。今でもあの息を飲むほどに美しかったサンセットは目に焼き付いているのに。

▲ 自然が創り出す濃い青からピンクへと美しいグラデーション

ハレアカラ火山にはレンタカーで登れると聞いてはいましたが、慣れない山道を運転するのは心配だねと夫と話し、ハワ恋でマウイ島ガイドをしていたヤマピーさんのマウイオールスターズにお世話になることにしました。申し込んだのは、「ハレアカラサンセット＆スターゲージングツアー」。

午後３時にお迎え。車からテレビで見たことのあるヤマピーさんが降りてきたときは、ちょっとドキドキ。思わず「ヤマピーさんですよね？」と声をかけてしまいました。

まずはハワイではマウイ島にしかないというクリスピークリームドーナツへ。ドーナツをほおばりながら、参加者が「初めまして」のご挨拶。ラッキーなことにこの日の参加者は６人。こじんまり、ヤマピーさんを囲みます。

その後、夕飯のお弁当を買いにPukalaniにあるフードランドへ。それぞれが好きなお弁当を物色。ヤマピーさんがマウイならではのおみやげを紹介してくれました。

そこから、一路、クラロッジへ。ヤマピーさんお勧めのお土産がずらり。ここでなくても買えるだろうとたかをくくっていたら、この後、どこでも同じお土産（紅茶とかドレッシングとか蜂蜜とか）は探せず終い。やっぱり「欲しい」「買おう」と思ったときに買わないと、後から後悔することになりますね(>_<。)　この場所が1000メートル。実はこのあたりまでは強い雨が降っていました。本当にサンセットが観られるのかちょっぴり不安でした

ハレアカラ国立公園の入口、映画『2001年宇宙の旅』の撮影場所であるクレーター？を経由して、そして一気に3055メートル。頂上です。少し前まで雨が降っていたなんて信じられないほどの晴天です。360度ぐるり見渡す限りの雲、空、太陽に息を飲みます。ヤマピーさんが話す外交論に、へぇとかほぉとか。

▲ サンセットを背にビーナスベルト（地球影）。満月も映っていますね。

自然が作り出す風景を前にして思うのは、「人間てなんてちっぽけなんだろう」ということ。ただただ沈みゆく太陽、染まる雲、地球影にみとれるばかりです。

▲ この日のツアー参加者、ヤマピーさんと６人の影

▲ それぞれが思い思いに沈む太陽を眺めています

そこから少し降りた場所で、今度は星の観測です。

ヤマピーさんがカメラをセットしている間に、フードランドで買って来たお弁当をいただきます。

▲ 私が選んだのはエビフライロール。ダウンを着てブランケットにくるまって食べる夕食です

ヤマピーさんがセットしてくれた大型カメラをのぞくと、肉眼では見えない星たちもすぐそこに見えてきます。この日は満月で夜空が明るく見える星は少ないということでしたが、それでも私にすれば満点の星。星を見ながら、ヤマピーさんは、ご自身の生きて来た道、日本にいるご家族のことを、ときには涙を浮かべて話します。そこにいる誰もがヤマピーさんの話に自分を重ねています。

「いつか、この満点の美しい星達を一緒に観たい」。

こんなときにも思い出すのは彼らの顔。いつも腹をたててばかりいるのにね。

ハレアカラから観る景色も星空はもちろんですが、ヤマピーさんのお人柄があふれるとてもすてきなツアーでした。

「またきっと来ますね」。ヤマピーさんとそう約束して、ツアーは終わりました。

また、きっと。また、いつか。ヤマピーさんにインタビューしなくちゃ。